山茶花(サザンカ)の花びらシロップと花びら茶を作ってみた!味や効果は?
庭に山茶花の花がたくさん咲くようになりました。
山茶花の花は食べることができるエディブルフラワーで薬草と知って、どんな食べ方があるか調べてみました。
すると天ぷらやシロップ、ジャム、お茶などにするようです。
今回は、花びらを使ってお茶やシロップやゼリーを作って味がどうか?実験してみました。
山茶花の花や葉っぱの効果も調べてみたので参考にどうぞ
花びらシロップの美味しい作り方の具体例は動画が詳しいのでどうぞ
【目の老化予防にも良い】山茶花の花で花びらシロップ・ゼリー・お茶を作った!レシピと注意点と美味しい使い方
お茶の実験や葉っぱの効果やその後の実験の様子なども確認したい人は以下でどうぞ。
山茶花の花でお茶のレシピ!味は?
では始めに山茶花の花でお茶のレシピからです。味はどうかな?
少しだけ洗った花びらにお湯を入れてみました。
色がピンクから紫っぽく変わりました。
こんな感じです。
お茶の味は、可もなく不可もなく主張しない味です。
その後かぼす果汁を垂らすとピンクに少し戻りました。
味も酸味が加わって美味しくなりました。
しかし花びらを食べてみたら少しエグミがあります。
花びらを食べずにお茶として飲む場合は、気にしなくて良いともいえます。
色も綺麗で酸味がある方が美味しいので、かぼす果汁(レモン果汁でもOK)少し加えると飲みやすいです。
しかし後述のシロップにお湯を注いで作る山茶花シロップ茶の方が何倍も美味しいと感じました。
その後、花のお茶は、花びらを天日乾燥(てんぴかんそう)させた方が良いと知ったので洗った花びらをザルに入れて日光で乾燥させてみました。
乾燥したら、乾燥した花をお茶にしてみたいと思います。
2022年1月13日追記
こちらが乾燥した山茶花の花びらです。
お茶パックに入れました。
そして実際に熱湯を注いで飲んでみました。
色は赤くなっていなくてこんな感じで少し茶色いお茶っぽい感じです。
味もマイルドで飲みやすいです。
普通のお茶より飲みやすいかもです。
アントシアニンの色は出ていないので含まれないと推測します。
やはり後述の花びらシロップにお湯を注いで作る山茶花シロップ茶の方が何倍も美味しいです。
山茶花の花シロップのレシピ!味は?
次に山茶花の花びらシロップのレシピの実験です。味はどうでしょうか?
生の花びらのお茶では、花びらにエグミがあったので下処理が必要だと思いました。
調べてみたら、花びらを茹でて時間をおいて下処理をすると良いようです。
山茶花の花シロップの材料
山茶花の花びら2個分
熱湯200ml
<シロップ>*以下を混ぜておく
甜菜糖大さじ1杯(他の砂糖でもOK)適宜増減
かぼす果汁小さじ2杯(レモン果汁でOK)適宜増減
塩少々
山茶花の花シロップの作り方
花約2個分の花びらをよく洗って鍋に入れました
200mlの熱湯を加えて1分ほど茹でて2時間くらい放置してみました。
色が抜けます。
色素のアントシアニンがお湯で変化したのでしょう。
山茶花の花の種類でエグミも違うので、エグミがまだ気になる場合は、更に加熱時間や放置時間を長くして調整してみてください。
次に熱湯消毒した空き瓶に2時間放置していた鍋の中の花びらと花びら色素が溶け出した液を50ccくらい混ぜて(全部混ぜると薄くなって渋みも残りそうなので)準備していたシロップにつけてみました。
すると少しずつ色が戻ってピンク色になってきました。
これは、かぼす果汁が酸性なので色素のアントシアニンが赤くなる為です。
1枚食べてみると少し渋みがある程度になってエグミが消えて食べやすくなっています。
花びらの加熱無しで熱湯をかけただけの実験
なお鍋で加熱しないで熱湯を注いだだけでシロップにつけてみる実験もしました。
加熱するより色が鮮やかです。
翌日は更に色がキレイになっていました
しかし花びらは熱湯をかけただけで加熱していないので渋くて食べ難いです。
花びらも食べたい場合は、加熱した方が良いと思います。
シロップにアントシアニンは溶け出しているので効果だけを考える場合は、熱湯を注いで軽くアク抜きでも良いかもです。
好みで使い分けるといいです。
私は加熱してエグミを減らして花びらも食べています。
花びらシロップの利用法
花びらシロップの利用法はシロップの代わりに使うと良いです。
例えば私の場合は
●豆乳ヨーグルトにのせて食べるとキレイで美味しかったです。
パンケーキなどにかけるのも美味しいと思います。
シロップですが甘酸っぱいので
サラダにのせたり酢飯に散らしてもキレイで美味しいです。
少しだけのせて飾ると良い感じです。
見た目を楽しむ感じです。
花びらシロップでお茶を作ってみた
●あとは小さじ1杯くらいの山茶花の花びらシロップに
熱湯を150ccくらい注ぐと花びら入りのお茶になります。
これが美味しくてとても飲みやすかったです。
花びらだけのお茶より、はるかに美味しいです^^
当分、この山茶花シロップでお茶も作ります。
花びらシロップでゼリーも作ってみた
●他では山茶花シロップを使ってゼリーも作ってみました。
花びらシロップを大さじ2杯くらいにお湯を100ccくらい入れて
ゼラチン2.5g(1/2袋)で作ってみました。
薄いピンクできれいな美味しいゼリーができました。
好みでゼリーの固さや色も変えると良いです。
シロップを増やすと甘酸っぱく色も濃くなります。
お湯を増やすとゼリーがゆるくなります。
山茶花の効果は?葉っぱもお茶にできる
山茶花の効果についてと葉っぱもお茶にできるそうなので調べてみました。
まず、花びらの効果について以下に引用します。
乾燥した花は、滋養強壮、健胃・整腸に1日量10グラムを、水0.5リットルで、約半量まで煎じて服用します。成分には、アントシアニン、ユゲノールなどを含みます。
また、滋養強壮には、細かく刻んで約2グラムを湯のみに入れて熱湯を注いで飲みます。
引用元:https://www.beach.jp/circleboard/ac50379/topic/1100076290542
アントシアニンが含まれるので抗酸化作用も期待できますね^^
目の老化予防や脳の健康にも良い成分です。
アントシアニンの詳しい効果は以下の記事もどうぞ
→アントシアニンは目に良い?食べ物やサプリやもっと良い成分も確認!
ユゲノールは、知らない成分なので調べてみました。
オイゲノール (eugenol) のことみたいです。
香水、香料、精油、殺菌剤や麻酔薬などの医薬品に用いられる。
引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%82%A4%E3%82%B2%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%AB
山茶花の葉っぱは、5月くらいの新芽をお茶にすると美味しいそうです。
今は硬いのですがお湯を注ぐと飲みやすかったです。
葉っぱの効果と花や種子などの薬用の説明もわかりやすかったので以下に引用します。
花を山茶花(さんちゃか)、葉を山茶葉(さんちゃよう)、果実を山茶子(さんちゃし)と称して薬用にする[7]。花は天日乾燥して生薬にし、葉は随時採って生を用い、果実は圧搾して油を採る[7]。葉のエキスが止血薬になる。
葉にはタンニンとクロロフィル(葉緑素)などが、花にはアントアチニン、ユゲノール、ブドウ糖、果糖、蔗糖、マルトースなどを含む[4]。また種子には、オレイン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、配糖体のカメリン、カメリアサポニンなどを含む[4]。タンニンは収斂作用、クロロフィルには肉芽の発生作用があることから傷薬に用いられ、花は滋養保健、種子から採れる椿油は精製して育毛剤、軟膏基剤の原料に使われる[4]。
引用元:https://www.wikiwand.com/ja/%E3%83%84%E3%83%90%E3%82%AD
葉っぱは、生でお茶にするんですね。
タンニンを含むので抗酸化作用が期待できます。
生活習慣病予防など期待できます。
花はシロップの方が美味しいので、お茶には、葉っぱが手軽で美味しいかもと思いました。
山茶花の葉っぱのお茶は、新芽の方が美味しいという話でしたね。
だから5月くらいに新芽が出たら、新芽のお茶を作って飲んで違いを感じたいと思います。