記憶喪失の真実!帰巣本能&睡眠不足や認知症と記憶障害の可能性!
今から35年くらい前の薬剤師時代の思い出話です。
当時私は精神病院で薬剤師として働いていました。
薬剤師は私だけだったので外来の看護婦さんと一緒の部屋(薬局も兼ねていました)で、外来患者さんの話相手もしていました。
精神科医は3名いらっしゃったんですが、特に副院長先生が、いろんなお話をしてくださって学べました。
そんな中で一番印象的だったのは記憶喪失の患者さんの話です。
ところで記憶喪失と記憶障害は、どちらも記憶に関する症状ですが似ているようで違いがあります。
そこで記憶喪失と記憶障害の違いを簡単に書きます。
記憶障害: 全体の記憶力が「低下している」状態。徐々に進行し認知症など脳の病気と関連していることが多い。
そこで今回は、実際に記憶喪失の患者さんを診察していた副院長先生(精神科医)から教えてもらったことや私が実際に感じたことをシェアします。
なおかつ睡眠不足や認知症から起こる記憶障害の可能性と対策も話します。
記憶喪失の真実!帰巣本能
まず、記憶喪失についてです。
原因: 事故、病気、ストレスなど様々な原因が考えられます。
種類: 全面的記憶喪失(広範囲の記憶を失う)、部分的記憶喪失(特定の期間や種類の記憶を失う)などがあります。
特徴: 突然、あるいは徐々に記憶が失われることがあります。
ドラマでは、記憶喪失になって、見知らぬ土地で暮らしていた話とかよくありますよね。
しかし副院長先生に言わせると「それは嘘」ということです。
なぜかというと人間にも帰巣本能があるからとのこと。
記憶喪失になって記憶がなくなっても家には戻るそうです。
ただ、自分の名前も家族も何も思い出せなくなるのは本当だそうです。
ものすごくショックなこと(大きなストレス)があると一瞬で記憶がなくなることもあるんだとか。
そして脳波を測ると寝ている状態の脳波になっているそうです。
なんとも不思議です。
寝ている脳波で歩き回っているわけですからね。
実際、私も一度だけ、外来で記憶喪失の男性の患者さんを見かけたことがあります。
なんというか、ふわふわとして不思議な雰囲気の方でした。
その男性は、愛人とホテルで密会中に何かショックな出来事があって、そのまま記憶を失いつつも自宅には戻っていました。
自分の名前も過去の出来事もすべて忘れていたそうです。
しかしその男性が持っていた愛人5人との克明な日記スケジュールを見つけて(奥さんと一緒に)、どういう経緯で記憶がなくなったのかがわかったそうです。
なぜ、そんな日記を書いていたのかというと、
おそらく5名と一度に付き合うのは時間のことなど覚えきれないから、詳しくつけていたんだろうと副院長先生が話されていました。
その後、夫婦関係がどうなったかはわかりませんが、しばらくは仲良く?外来で通院されていました。
その男性は、ものすごく女好きなようで、女性を見ると記憶喪失にもかかわらずというか、寝ている脳波なのに、話しかけていましたよ^^;
薬は、心を安定させるデパスのみでした。
あとは、カウンセリングがメインだったみたいです。
脳が回復したら記憶も自然に戻ることが多いそうです。
実際、数ヶ月後には、回復されたようです。
私が接した方は、精神的なショックで、すべての記憶を失っていらっしゃいました。
しかし部分的な記憶喪失もあるみたいです。
心だけでなく外的な脳の怪我などでの記憶喪失も多いようです。
睡眠不足も記憶障害に繋がるから
ところで、ここからは記憶障害の話になります。
あまりに忙しかったりして睡眠が十分にとれなかったりしても記憶に障害がでるそうです。
熟睡することで記憶もクリアになるんでしょうね。
コーヒーや紅茶や緑茶はカフェインを含むので目が覚めやすくなりますから寝る前には飲まないように注意です。
代わりに温めた豆乳や牛乳やカモミールティーなどを飲むとリラックスできて眠りやすくなります。
あとは体が冷えないように注意して眠くなくても横になるのも脳が休まるのでおすすめです。
その他の熟睡する方法について以下もどうぞ
→熟睡に必要なことは何?悪い食材や良い食材と注意点や睡眠薬の副作用
色々工夫しても眠れないと悩む時は、副作用が多い睡眠薬ではなく睡眠サプリを飲む方が自然で効果的だと私は思います。
私がいいなと思う睡眠サプリというか休息サプリは北の大地の夢しずくです。
持ち運べるように1回分なのが便利なのです。
→北の大地の夢しずくの効果で睡眠改善サポートを実感の口コミ!
認知症で起こる記憶障害
次に認知症で起こる記憶障害についても話します。
認知症で起こる記憶障害は、様々な種類があります。
長期記憶障害: 昔のことを思い出せなくなる。
エピソード記憶障害: 自分自身の経験した出来事を思い出せなくなる。
意味記憶障害: 一般的な知識や概念を思い出せなくなる。
手続き記憶障害: 以前から習慣的に行っていたこと(自転車に乗る、箸を使うなど)ができなくなる。
以上の記憶障害は、認知症の種類や進行度によって、現れる症状や程度が異なります。
対策としては、本人への声かけ、メモを残したり思い出話をしたりと環境を整えることも大事です。
栄養バランスが良い食事をとること、適度な運動や、十分な睡眠なども大事です。
詳しくは→認知症予防で記憶力アップに良い栄養素を含む食材や薬草と生活習慣
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