オートファジーとは何?免疫力アップで老化予防!活性化させる方法
オートファジーという言葉を知っていますか?
オートファジーは、体内の免疫システムを活性化し、老化予防や健康維持に大きく役立っています。
オートファジーを活性化させることで、様々な病気のリスクを減らし、より健康な生活を送ることができる可能性があります。
オートファジーで免疫力アップになり若返って老化予防に役立つ仕組み
何をすればオートファジーを活性化するのかなどについて話します。
簡単にまとめた動画も作成したのでどうぞ
オートファジーとは何?
オートファジーは、細胞内の仕組みで、その働きは多岐にわたります。
オートファジーとは、細胞が自らの一部を分解し、リサイクルする仕組みのことです。
細胞内の「掃除屋さん」ともいえます。
古くなったタンパク質や損傷した細胞小器官などを分解することで、細胞を健康な状態に保つ役割を果たしています。
以下に引用します。
オートファジー=Autophagyのautoはギリシャ語で「自己」、phagyはphage等と同類で「食べる」の意です。
日本語では、自食作用とか自己貪食などというおどろおどろしい訳語が使われますが、要するに細胞が自己成分を分解する機能のことです。
近年オートファジーの研究は飛躍的に発展し、オートファジーが発がん、神経変性疾患、2型糖尿病等の生活習慣病、心不全、腎症、感染症、各種の炎症など、さまざまな重要疾患の発症を抑止していること、また発生・分化、老化、免疫などにおいて重要な生理機能を持つことが明らかになり、オートファジー研究は現在大きな注目を集めている研究分野です。
引用元:オートファジーとは
オートファジーが注目される理由についても話します。
2016年に大隅良典先生がオートファジーのメカニズム解明によりノーベル生理学・医学賞を受賞し、一躍世間の注目を集めました。
オートファジーは、細胞の老化を防ぎ、新しい細胞を作り出すことに貢献するため、老化予防で若返り効果が期待されています。
免疫力アップで感染症予防、がん予防など期待できます。
免疫力アップの仕組み
オートファジーが免疫力アップに良いと言われるのは、主に以下の仕組みが考えられています。
老廃物の除去と細胞の再生
オートファジーは、細胞内の老廃物や損傷した細胞小器官を分解して新しい細胞を作るための材料として再利用します。
これにより、免疫細胞の機能が低下したり、異常な細胞が増殖したりすることを防ぎ、免疫システム全体のパフォーマンスを向上させます。
病原体の除去
オートファジーは、ウイルスや細菌などの病原体を細胞内に取り込み、分解することができます。
これにより、感染症に対する抵抗力を高めます。
免疫細胞の活性化
オートファジーは、免疫細胞であるマクロファージや樹状細胞の機能を活性化し、病原体に対する攻撃力を高めることが報告されています。
自己免疫疾患の抑制
オートファジーは、自己免疫疾患の原因となる自己抗原を分解し、免疫寛容を維持する役割も担っていると考えられています。
活性化で期待できる効果
オートファジーを活性化させることで期待できる効果として、先述の免疫力アップだけでなく老化予防(老化の抑制)もあります。
細胞の老化を遅らせて、健康寿命を伸ばします。
活性化で以下のその他の効果も期待できます。
がん予防: がん細胞の増殖を抑制し、がんの発症リスクを下げます。
神経疾患の予防: アルツハイマー病やパーキンソン病などの神経疾患の発症を遅らせます。
細胞の健康維持: 古くなったタンパク質や損傷した細胞小器官を除去することで、細胞の機能を維持します。
病気の予防: オートファジーは、様々な病気の発症を抑制する効果が期待されています。
寿命の延長: オートファジーの活性化が、寿命の延長につながる可能性も示唆されています。
オートファジーを活性化させることで、免疫力アップや老化予防以外にも色々効果が期待できそうです。
オートファジーを活性化させる方法
次にオートファジーを活性化させる方法についていくつか書き出します。
食事に関しては、断食、ケトジェニックダイエットなどで活性化できると言われています。
●短時間の断食は、オートファジーを活性化する効果があると言われています。
例えば私の場合は、1日2食の16時間断食をもう5年以上実践して、体調が良いです。
●ケトジェニックダイエット(糖質を制限し、脂質を主食とする食事法)も、オートファジーを活性化させる可能性があります。
しかし私は、脂質が多いと吐き気がする体質なのでこの方法はとっていません。
どちらの場合も、極端な食事制限は逆効果なので、完璧主義にならないように、心が喜ぶくらいで実践すると良いです。
●オートファジーを活性化!と期待のMRE新酵素(MRE成分)を含む飲料を摂るのも効果的です
善玉菌を増やしたり美肌や免疫力アップにも良いと人気です。
詳しくは→MRE成分が人気の理由は?MREビオスとMREリバランスの違いと選び方
●運動に関しては、ウォーキングやジョギングなどの軽い運動は、オートファジーを促進する効果が期待できます。
激しい運動は逆効果なので運動し過ぎには十分に注意しましょう。
→立つ時間と座る時間、どちらが多いと健康に良い?1日に必要な運動時間は?
●十分な睡眠をとることも、体の修復を促しオートファジーを活性化させるためにとても大事です。
→熟睡に必要なことは何?悪い食材や良い食材と注意点や睡眠薬の副作用
●ストレスを溜めないこともとても大事です。
ストレスは、オートファジーを抑制する可能性があるからです。
→ストレスを減らす食べ物や飲み物!ストレス対策と逆効果にならないコツ
つまり健康に良い生活習慣がオートファジーも活性化します。
以上を参考にしてオートファジーを活性化させて、免疫力アップで老化予防や健康維持を意識しましょう。