ある降圧剤の副作用で勃起障害!バイアグラが不要になった人の思い出と注意点
総合病院の隣の調剤薬局で管理薬剤師をしていたころの思い出話(18年くらい前のことです)と降圧剤についての注意点など話します。
飲んでいる人はご存知だと思いますが、降圧剤は飲み始めたら、勝手に飲むのを止めると危険です。
必ず医師の指示に従って減薬や他の薬への変更をしながら食事や生活習慣にも注意することが大事です。
血圧は、緊張すると高くなります。落ち着いてリラックスすると下がります。
だから血圧を測る時は、ゆったりと落ち着いて同じような条件下で測ることです。
その上で何度測っても血圧が高い場合は、以下のように判断すると良いです。
① 収縮期血圧(上の血圧)が160以上 or 拡張期血圧(下の血圧)が100以上
すぐに医療機関の受診を② 収縮期血圧が140以上160未満 or 拡張期血圧が90以上100未満
生活習慣を改善する努力を1ヶ月間した上で、”改善しない場合には” 医療機関の受診を
引用元:https://iida-naika.com/blog/mistake-for-definite-of-hypertension/
つまり140/90mmHg以上の場合は、まず食事と生活習慣を改善することで血圧も改善する可能性があります。
もちろん160/100mmHg以上でも、食事と生活習慣の改善は必須です。なおかつ専門医を受診しましょう。
その上で、安易に薬をすぐに処方する医師ではなく食事指導もしっかりしてくれる医師を選ぶと良いです。
では、ある降圧剤の副作用で勃起障害!バイアグラが不要になった人の思い出話と降圧剤で注意したいこと、食事や生活習慣の対策などを話します。
ある降圧剤の副作用で勃起障害!バイアグラが不要になった人の思い出
降圧剤で一般的なCa拮抗剤のアムロジピンを5mg含む薬を飲んでいる40代の男性の患者さんでした。
出された処方箋をチェックしていたら、一緒にバイアグラも処方されていました。
見た瞬間にアムロジピンの副作用で勃起障害がでることが稀にあるのを思い出しました。
気になったので、いつくらいから調子が悪いのか問診しました。
すると、アムロジピンを飲むようになってから、勃起障害が起きている様子です。
本人にこのアムロジピンを含む降圧剤の副作用で勃起障害がでることがあるので、もし変更可能なら医師に相談して降圧剤を他のものに変えてもらいましょうか?と聞くと、そうしてほしいとすぐに言われたので処方した医師に連絡をしました。
そうやって別の同じようなCa拮抗剤の降圧剤で勃起障害の副作用がないものに変更してもらいました。
同時にバイアグラは、中止です。
それから30日後に薬局に再び来られた時は、すっかり元気になったと喜んでいただけました。
薬の副作用で勃起障害が起きている時は、薬を中止したり変更することで改善することが多いです。
気づいて喜んでもらえて、本当によかったなと思った事例の1つです。
降圧剤もそうですが、薬は副作用が色々ありますし相互作用もありますから、少しでも少ないほうが良いのです。
必要な薬を必要な期間飲むことで、回復に向かいます。
薬を減らす努力をしてくれる医師を選ぶようにしましょう。
もちろん食事や生活習慣の改善を自ら気をつけることも大事です。
降圧剤で注意したいことと食事や生活習慣の対策
降圧剤で注意したいことは、冒頭でも話したように
降圧剤は、飲みだすと勝手にやめると危険です。
急に血圧が上昇することがあるからです。
だから飲み始めて合わないかもと感じたら、早めに必ず医師の指示に従って減薬や他の薬への変更してもらい食事にも注意することが大事です。
先述したように、色々な副作用があるのが薬です。
だからこそ自分が飲んでいる薬に関して気になる症状がでたら、すぐに処方した医師か処方薬を出してもらった薬剤師に相談することです。
食事や生活習慣を改善して少しずつ薬の量を減らして自然に不要になるのが理想です。
実際、良い医師に診てもらった方は、少しずつ軽い薬になっていき最後は食事指導のみで血圧が正常になった人もいました。
食事に注意して塩分や油分を控えめにして腹七分目でやめることです。
以下の記事も参考にどうぞ
→高血圧や心臓病予防に!減塩食が必要な人とその理由と実践的な減塩対策
軽いストレッチなどの運動もすると良いですが降圧剤を飲んでいる人は、副作用で立ちくらみなどが起こる可能性もあります。
ですから、どんな環境でどの程度の運動をして良いのか医師としっかり相談しましょう。
遺伝的に太りやすかったり高血圧の可能性もある場合、今は自宅で簡単に遺伝子検査ができるので確認しておくのも良いです。
自分に合った食事法や運動法が分かったりします。
詳しくは→遺伝子検査キットchatGENE(チャットジーン)の特徴!ダイエット体質もわかる!
バランスが良い食事で野菜をたっぷり食べると血液がサラサラになって血圧も正常になりやすいです。
食事だけでは栄養バランスが今一歩の場合は、健康補助になるサプリメントを飲むのもいいと思います。
その場合、既に降圧剤を飲んでいる人は、サプリとの相互作用の可能性もあるので飲んで良いか相談しましょう。
薬を飲むほどではなく食事や生活習慣の改善を心がけている場合は、優良なサプリを試すと良いです。
例えばオメガ3脂肪酸のDHAやEPAは、血圧を下げる効果も期待できます。
以下に引用します。
DHAとEPAを1日2-3g摂取した人は、DHAとEPAを摂取しなかった人に比べて、最高血圧と最低血圧が、平均2 mmHg低下することが明らかになった。
引用元:1日3gのオメガ3脂肪酸が血圧を下げる?
小魚などお魚料理を積極的に食べると良いですが、魚が苦手だったり不足気味だという場合は、DHAなどを含むサプリを飲むのも効果的です。
例えばDHA・EPAだけでなく脳の老化や認知症対策に良いプラズマノーゲンなども含むオールインワンサプリを飲むのも良いと思います。
詳しくは→知力健康オールインワンサプリメントrimenbaのメリットとデメリット対策