腹痛の原因と種類と対策、どんな食事で何に気をつける?
誰もが腹痛の経験はあると思います。
私も昔は食べ過ぎて腹痛で苦しむことも時々ありました。
食べ過ぎだけでなくアレルギー性やウイルス性のものなど腹痛になる原因は色々です。
そこで今回は、腹痛の原因と種類と対策、腹痛時の食事や避けたい飲食物や何に気をつけると良いかなど注意したいことも話します。
腹痛の主な原因とは?
まず、腹痛の主な原因についてです。
日常生活で起こる腹痛の種類と原因について話します。
消化不良→食べ過ぎや脂っこい食事、早食い、お腹の冷えなどが原因です。
ガス溜まり→ 炭酸飲料や空気の飲み込み過ぎ、消化不良によるガス発生が原因です。
便秘→水分不足、食物繊維不足、お腹の冷え、ストレス、薬の副作用などが原因
便秘とは、大腸内の便が長時間滞留したり、排泄が順調に行われなかったりする状態です。
一般的に、排便回数が週3回以下、または便が硬い状態を指します。
→快適な腸活!便秘改善の秘訣は食べ物と生活習慣にコツ!注意点あり
下痢→食べ過ぎ、早食い、冷たい飲食物の摂り過ぎ、お腹の冷え、食中毒やウイルス感染などが原因。
胃腸炎→ウイルスや細菌感染、ストレスなどで胃腸が炎症を起こすのが原因。
生理痛や排卵痛→女性ホルモンバランスの変化、ストレスなどが原因
以上の原因などで腹痛が起こります。
胃腸が普段よりも弱っていると、ちょっとした食事の変化でも痛みが発生することがあります。
ストレスを溜めないでバランスが良い食事をして冷え過ぎないように注意しましょう。
病院に行くべき腹痛のサイン
軽い腹痛は自宅で対処できる場合が多いです。
しかし中には注意が必要なケースもあります。
例えば、以下のような症状が伴う場合は、早急に医師の診察を受けましょう。
便に血が混じる
腹痛が数時間以上続く
激しい痛みで動けない
右下腹部が痛い(虫垂炎の可能性)
これらのサインを見逃さないことが、重大な病気の早期発見につながります。
痛みがいつ、どこで始まったか、何を食べた後かなどを記録しておくと診察時に役立ちます。
私も小学生3年生の時に右下腹部が痛くて、病院に行ったら虫垂炎でした。
当時はすぐに手術となり冬休み中入院していたのを覚えています。
いつもと違う腹痛だったら、自己判断しないで、病院に行って医師の診察を受けましょう。
腹痛を和らげるための基本対策
腹痛を和らげるための基本対策について話します。
1.安静にする
お腹が痛いときは無理をせず、横になり体を休めましょう。
仰向けになり、膝を少し曲げる姿勢は腹部への圧力を減らすのに効果的です。
2.温める
ホットパックや湯たんぽをお腹に当てると血行が良くなり、筋肉が緩んで痛みが軽減されることがあります。
特に月経痛や冷えによる痛みには効果的です。
3.水分補給
脱水症状が腹痛を悪化させる場合があります。
常温の水や白湯を少しずつ飲んで水分補給を心がけましょう。
ただし、コーヒーやアルコールは悪化するので避けてください。
4症状別のセルフケア方法
腹痛の種類によって対策は異なります。
ガスが溜まったとき→軽い運動をするとガスが排出され、痛みが和らぐことがあります。
便秘による痛み→繊維質の多い食品やヨーグルトを摂取して腸の動きを促しましょう。
下痢による痛み→消化に優しいものを食べ、無理に食事をとるのは控えます。
電解質を含むスポーツドリンクなどで水分補給を行いましょう。
腹痛を予防するための飲食物と避けるべき食べ物
腹痛を予防するには、胃腸に負担をかけない消化に良い食べ物を選ぶことです。
例えば、以下のような食品がおすすめです。
お粥やうどん→胃腸に優しく、消化しやすいから。
りんごやバナナ→自然な糖分と繊維質を含み、腸内環境を整えるから。
白身魚や豆腐→脂肪分が少なく、タンパク質を補えるから。
Xポストからも引用します。
薄味のおかゆ、柔らかいうどん
人参スープ、すりおろした林檎
蜂蜜湯、カモミールティー、ミントティー等
💚お腹を温めリラックスし安静に過ごす
発熱・嘔吐・血便時は、受診し医師に相談
🍀避けるべき食べ物
刺激物(辛いもの、コーヒー、アルコール)
脂っこいもの(揚げ物、バター )
生野菜や硬い繊維(キャベツ、生のセロリなど )
引用元:https://x.com/kurasikaiteki3/status/1871988279421149412
揚げ物は腹痛を悪化するので、調理方法は油を控え、煮る・蒸すなどが最適です。
味付けも塩分を控えめにすることで、胃腸への刺激を減らします。
Xポストでも書いているように、以下のような胃腸に負担をかける飲食物は、腹痛が悪化するので腹痛時は特に避けた方が良いです。
辛い食品は、胃壁を刺激し、痛みの原因になります。
アルコールや炭酸飲料は、胃酸の分泌を促進し、腹部膨満感を引き起こし腹痛悪化します。
コーヒーは、胃酸の分泌を活発にし、胃の粘膜が刺激され、胸焼けや腹痛などが生じることがあります。
生野菜や硬い繊維(キャベツ、生のセロリなど)は、腸の働きが活発になるので、摂りすぎると下痢や腹痛になります。
胃腸が弱っているときは避けると良いです。
ただ、便秘時には、野菜に含まれる食物繊維は役立ちます。
生ではなく煮たり蒸して食べると良いです。
もちろん摂りすぎると逆効果なので、野菜は適量をしっかり食べましょう。
特定の腹痛に対応した食事と注意点
それぞれ特定の腹痛に対応した食事と注意点を話します。
同じ腹痛でも便秘と下痢では、食事内容も変わるからです。
便秘による腹痛の場合
便秘による腹痛は、腸内に溜まった老廃物やガスが原因です。
食物繊維を摂取し腸の動きを促すことが大切ですが、急に大量の繊維を摂ると逆効果になる場合があります。
水溶性繊維(例:オートミール、りんご)から始めると良いでしょう。
また、水分補給を忘れないことも大事です。
→快適な腸活!便秘改善の秘訣は食べ物と生活習慣にコツ!注意点あり
下痢による腹痛の場合
下痢による腹痛の場合は、消化が良く腸への刺激が少ないものを中心に食べることです。
茹でたにんじん→腸の働きを助け、症状を和らげる。
りんごのすりおろし→消化を助けるペクチンが含まれている。
薄めの紅茶→ タンニンの腸を整える効果に期待できます。
揚げ物、炒め物や刺激物は下痢が悪化するので避けましょう。
夫は、以前下痢と便秘を繰り返して腹痛に苦しんでいましたがカイテキオリゴのおかげで改善しました。
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詳しくは→カイテキオリゴ(便通改善オリゴ糖食品)と他との違い比較と体験レビュー
また、水分を十分に補給することも大切です。
過敏性腸症候群(IBS)の場合
IBSは、慢性的に腹痛や便通の異常を繰り返す病気です。
ストレスが原因で自律神経が異常を起こし、腸の蠕動運動にトラブルが生じることで発症すると考えられています。
自分で判断しないで、医師の診察を受けることが大事です。
低FODMAP(フォドマップ)食が効果的とされています。
「低フォドマップ食」とは、小腸で消化吸収されにくい糖質であるフォドマップを控えた食事のことをさします。
具体的には、ラーメンなど小麦製品や乳製品、ニンニクなど刺激がある食品、ジャンクフード、加工食品などを控えると良いです。
おかゆ、うどん、豆腐、白身魚など消化が良い食事を摂るとよいです。
病状や人によって食べることができる食品も変わりますので、医師の指示に必ず従うようにしましょう。
なお深呼吸や瞑想、腹部のマッサージやお腹を温めたりするのも良いです。
食中毒のリスクがあるとき
腹痛だけでなく、吐き気、嘔吐、下痢(水のような物や粘液や血液が混ざった物など)、発熱、けん怠感などがあったら食中毒の可能性があります。
食中毒が疑われる場合は、すぐに医師の診察を受けましょう。
自分勝手に判断して薬を飲むのはやめましょう。
回復期には胃腸に優しいお粥やスープを少量ずつ摂り、脂っこいものや刺激物は避けると良いです。
食事以外に気をつけること
腹痛の予防や改善には、食事以外にも生活習慣を見直すことが必要です。
ストレスを溜めないようにリラックスする時間を作ることです。
ストレス解消や睡眠改善に!GABA(ギャバ)の効果と含む食べ物や注意点
睡眠を十分にとることも大事です。
なかなか眠れない時はサプリを飲むのも効果的です。
→睡眠サプリのおすすめはどれ?目的別の選び方!
体を冷やさないことも大事です。
→「冷え対策に良い飲み物」と「加えるだけで良い温活食材」で免疫アップ
適度な運動は腸の動きを活発にし、便秘やガス溜まりを予防します。
→立つ時間と座る時間、どちらが多いと健康に良い?1日に必要な運動時間は?
まとめ:腹痛の原因と種類と対策、どんな食事で何に気をつける?
腹痛は日常的な症状だからこそ、原因を見極めて適切な対策をとることが重要です。
まずは、自分の体のサインに耳を傾け、食事や生活習慣を整えることから始めたいですね。
腹痛を軽く考えないで安静にして症状別に考え、正しい対策をして健康な毎日を送りましょう。
日頃から暴飲暴食をしないことです。
そして油分や添加物が多いお惣菜やコンビニ弁当や外食に偏らないように注意しましょう。
栄養バランスが良い食事を楽しみながら摂ることを意識することで腹痛とは縁がない健康ライフとなります。