花粉症・食物アレルギーは腸内環境が原因?腸活でアレルギーを和らげる方法を薬剤師が解説!

花粉症・食物アレルギーは腸内環境が原因?腸活でアレルギーを和らげる方法を薬剤師が解説 腸内環境改善

花粉症・食物アレルギーは腸内環境が原因?腸活でアレルギーを和らげる方法を薬剤師が解説!

「毎年、花粉の季節がつらい」「食べ物でじんましんが出る」「子どものアレルギーが心配」

そんな悩みを抱えている方は、年々増えています。

私の子供も、小さい頃は卵アレルギーでした。今は治っています。
私は、肌が弱くアトピー体質で、薬の一部にアレルギーがあるので、気をつけています。

今は、肌も元気になって体調も良いのですが、これは腸内環境が良くなったおかげかもしれません。

実は、アレルギーの根本原因のひとつとして、いま注目されているのが「腸内環境」なのです。

薬剤師の視点から、腸とアレルギーの深い関係と、日常でできる腸活習慣をわかりやすく解説します。

そもそもアレルギーってなに?

アレルギー検査
アレルギーとは、本来は無害なものに対して、免疫が過剰に反応してしまう状態のことです。

たとえば花粉・食べ物・ハウスダストなど、体にとって危険でないものに対して「敵だ!」と誤認識してしまいます。

●主なアレルギー症状
花粉症(くしゃみ・鼻水・目のかゆみ)
食物アレルギー(じんましん・腹痛・アナフィラキシー)
アトピー性皮膚炎(肌のかゆみ・炎症)
気管支喘息(咳・息苦しさ)
アレルギー性鼻炎(鼻づまり・くしゃみ)

これらはすべて、免疫の「過剰反応」が原因です。

そしてその免疫の調整役として、腸が深く関わっています。

●アトピー性皮膚炎が気になる方へ
アトピーと腸・乳酸菌の関係については、こちらの記事で詳しく解説しています。
アトピー対策に乳酸菌は効果ある?お菓子を控えて腸から肌を整える方法を薬剤師が伝授!

腸とアレルギーの深い関係

免疫細胞の約70%は腸に集まっている」というのをご存じですか?

腸は食べ物を消化・吸収するだけでなく、体を守る免疫システムの司令塔でもあります。

腸内環境が乱れると、免疫のバランスも崩れ、アレルギーが起きやすくなるのです。

免疫バランスのしくみ(Th1/Th2バランス)

免疫細胞には大きく分けて2種類の働きがあります。

Th1(感染症を倒す担当):細菌やウイルスを攻撃する

Th2(アレルギー反応を促す担当):B細胞を助けてIgE抗体を作らせ、アレルギー反応を引き起こす

腸内環境が乱れると Th2が優位になり、アレルギー反応が強くなります。

腸活でTh1とTh2のバランスを整えることが、アレルギー対策の鍵になります

花粉症と腸内環境の関係

花粉症
「花粉症は鼻や目の問題では?」と思いがちですが、実は腸と深く結びついています。

腸内の善玉菌が減ると、免疫が過敏になり、花粉への反応が強くなります。

逆に、腸内環境を整えると、花粉症の症状が和らいだという報告も増えています。

●腸と花粉症の悪循環のしくみ
腸内の善玉菌が減る
免疫バランスが乱れる(Th2優位になる)
花粉に対して過剰反応が起きやすくなる
くしゃみ・鼻水・目のかゆみが悪化する

この悪循環を断ち切るためにも、腸を整えることが重要なのです。

食物アレルギーと腸壁の関係(リーキーガット)

食物アレルギーを理解するうえで知っておきたいのが、「リーキーガット(腸漏れ)」という状態です。

リーキーガットとは?

健康な腸の粘膜は、必要な栄養だけを吸収し、有害なものをブロックする「バリア機能」を持っています。

しかし、食生活の乱れやストレス、腸内細菌のバランスが崩れると、腸の粘膜に隙間ができてしまいます。
この状態を「リーキーガット(腸漏れ)」と呼びます。

●リーキーガットが起きると・・
本来は吸収されないはずの食べ物の成分が血液に入り込む
免疫が「これは敵だ!」と過剰反応する
食物アレルギーやじんましんが引き起こされやすくなる

腸の粘膜を健康に保つことが、食物アレルギーの予防・改善にも直結しているのです。

腸活でアレルギーを和らげる5つの習慣

では、具体的に何をすればいいのでしょうか?薬剤師がおすすめする5つの習慣を紹介します。

1発酵食品を毎日とる
2食物繊維を意識してとる
3砂糖・加工食品を減らす
4ストレスをためない
5腸活サプリを上手に活用する

この5つが腸活でアレルギーを和らげる習慣になります。
それぞれ、詳しくみてみます。

発酵食品を毎日とる

納豆

ヨーグルト・納豆・みそ・ぬか漬けなどを積極的にとる
乳酸菌やビフィズス菌が善玉菌を増やし、免疫バランスを整えます

前回も書きましたが、私は、毎朝、手作りのカスピ海豆乳ヨーグルトと、味噌汁を摂っています。
納豆は、1日おきに食べています。
おかげで、お通じの調子も良くて、今はアレルギー症状も出ていません。

食物繊維を意識してとる

緑黄色野菜と淡色野菜など夏野菜色々
野菜・きのこ・海藻・豆類・玄米などを取り入れる
善玉菌のエサになり、腸内環境を整えます。

私も、積極的に野菜やきのこ、海藻、豆類などの食物繊維を毎日、摂っています。

常備菜として作っておくと、毎回作らなくて良いので便利です。

私がよく作るのは、コールスローや豆入りごぼうサラダ、人参の鰹節味噌和えなどです。

砂糖・加工食品を減らす

合成着色料が多いお菓子

砂糖や添加物は悪玉菌を増やし、腸の炎症を起こしやすくする
市販のお菓子やジュースをなるべく減らすだけでも効果的

私の夫は、甘いケーキや菓子パンが大好きでしたが、今は、手作りでグルテンフリーの米粉ケーキやお菓子などに変えて体調が良くなりました。

今現在は、私も夫も甘いケーキや菓子パンは、たまに少しだけ心の栄養として食べるだけになっています。

ストレスをためない

ストレス解消でリラックスして笑顔の女性

腸と脳はつながっている(腸脳相関)ため、ストレスが腸内環境を悪化させる。

睡眠・軽い運動・深呼吸など、ストレスを和らげる習慣を取り入れると良いです。

睡眠と腸の関係については以下でどうぞ。
眠りが浅い・寝つけない・その原因、腸にあるかもしれません!腸活で睡眠の質を上げる方法

ストレスに関しては以下も参考にどうぞ。
ストレス解消や睡眠改善に!GABA(ギャバ)の効果と含む食べ物や注意点

腸活サプリを上手に活用する

乳酸菌・ビフィズス菌・酪酸菌のサプリで腸内細菌を補うことも有効です。

サプリは食事の補助として活用し、食生活の改善が基本です。

まとめ:花粉症・食物アレルギーは腸内環境が原因?腸活でアレルギーを和らげる方法を薬剤師が解説!

花粉症・食物アレルギーは腸内環境が原因?腸活でアレルギーを和らげる方法を薬剤師が解説

では、まとめます。

  • アレルギーは「免疫の過剰反応」で、腸内環境と深く関係している
  • 腸内細菌のバランスが乱れると、Th2優位になりアレルギーが悪化しやすい
  • 花粉症は腸の善玉菌を増やすことで症状が和らぐ可能性がある
  • 食物アレルギーにはリーキーガット(腸漏れ)が関係していることがある
  • 発酵食品や食物繊維を摂る・砂糖を控える・ストレス管理・サプリ活用の5つが基本

薬を使うことも大切ですが、根本から体質を変えていくためには腸内環境を整えることが欠かせません。

発酵食品や食物繊維を含む栄養バランスが良い毎日の食事から、少しずつ腸活を始めてみましょう!

自分では、栄養バランスが良い食事が準備できないという方は、宅配食サービスを時々活用するのも便利です。
ナッシュ、シェフの無添つくりおき等類似サービスを比較|自分に合った宅配食の選び方!