口内炎対策に良い栄養素を含む飲食物と注意したいこと
口内炎は、口の中を間違って噛んでしまったり、ストレスや寝不足での免疫力低下や栄養不足などが原因になったりします。
私の場合、自分の歯で間違って口の中を噛んでしまってできることが多いです。
しかしたいてい3日もあればキレイに治っています。
しっかり寝て、口内炎に良い栄養素を含む飲食物をとっているからだと思います。
そこで今回は、口内炎に良い飲食物と注意したいことを体験を交えて話します。
口内炎対策に良い飲食物
ここからはAI音声で読み上げています。
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まず、口内炎対策に良い飲食物について話します。
ビタミンB2が不足すると口内炎になりやすいです。
ですから薬剤師時代は、口内炎の患者さんにビタミンB2の薬をよく出していました。
市販薬でしたらチョコラBBプラスが口内炎にも良いです。
しかし酷い口内炎ではない場合は薬を飲まなくてもビタミンB2やB6などB群を多く含む食べ物を意識的に摂ることで口内炎対策になります。
1普段からビタミンB2やB6を含むB群が多い食材を食べておくことで口内炎になっても粘膜の保護に繋がるので治りが早くなります。
ビタミンB2やB6を含むB群が多い食材は、豚肉、納豆、卵、チーズ、鰹など魚類、レバー、バナナ、きのこ類、緑黄色野菜などです。
私が口内炎になった時によく食べるのが豚肉料理です。
卵と納豆は、口内炎に関係なく1日おきにいつも食べています。
2ビタミンCを含む食材も免疫力を高めて治りを促すので必要です。
ビタミンCを多く含むのは、みかんなど柑橘類、キウイ、苺、パプリカ(ピーマン)、ブロッコリー、トマトなど果物や野菜です。
ブロッコリーも健康に良いので免疫アップも兼ねて、普段からよくたべています。
3亜鉛が多い食材も口内炎対策に必要です。
亜鉛はタンパク質合成に必須なので傷ついた皮膚や粘膜を修復するのを助けます。
亜鉛を多く含むのは 牡蠣、牛肉、豚レバーなどです。
4葉酸が不足すると口内炎になるので口内炎を予防するために葉酸が必要です。
葉酸を多く含む食材は、ほうれん草、ブロッコリー、アスパラガスなど野菜類、苺、マンゴー、バナナ、アボカドなど果物、レバー、卵などです。
バナナは、普段から冷凍しておいてケーキに入れたりヨーグルトと一緒に食べています。
5βカロテンを含むビタミンAも、口内炎の予防や改善に効果的です。
ビタミンAには、細菌から体を守る抵抗力を高めたり消化器官の粘膜を正常に保ったりする働きがあります。
また、口内の保湿効果も期待できます。
βカロテンを多く含む食材は、かぼちゃ、人参、モロヘイヤなど緑黄色野菜です。
ビタミンAを多く含む食材は、レバーや卵、うなぎ、タラなどの魚介類です。
人参は、ほぼ毎日食べています。サラダに入れたり煮て食べたりです。
6どの食材も、口内炎ができている時は、小さめに刻んだり柔らかく調理して、口内炎に刺激が加わらないように気をつけましょう。
7口内炎ができてしまった場合に、抗炎症作用があるハチミツ、緑茶なども効果的です。
私も口内炎ができたら、ハチミツを舐めることも多いです。
口内炎対策で注意したいこと
次に口内炎対策で注意したいことについて話します。
1口内炎を刺激しないためにも炎症を悪化しないためにも、熱い食べ物、辛い食べ物、酸っぱい食べ物、炭酸飲料は、摂らないほうが良いです。
2お酒などアルコール類やコーヒーなどカフェイン類も、摂らないほうが良いです。
どちらも口内を乾燥させるので治りが悪くなるからです。
3甘いお菓子やケーキ、チョコ、甘い清涼飲料水、脂肪分や人工添加物も多い加工食品などは、口内炎が悪化するので治るまで食べない方が良いです。
その理由は、甘いものには砂糖が多く含まれているので、砂糖を分解するときにビタミンB群を消費してしまいます。
ビタミンB群は粘膜を保護する役割があるので砂糖の分解で消費されると治りが悪くなってしまいます。
その上、糖質や脂質を食べすぎると余分な脂肪となり、その脂肪にビタミンB群が使われてしまうので治りが悪くなります。
そして添加物が多いと活性酸素を増やしてしまい、血管や細胞を傷つける原因にもなることで、口内炎ができやすくなります。
加工食品に含まれる一部の添加物はミネラルの吸収を阻害、亜鉛の吸収を妨げると味覚障害を起こすこともあります。
口内炎ができていなくても健康のためにも甘いものや脂肪が多いものや添加物の摂りすぎは十分に注意しましょう。
4食後にゆっくり優しく口内をすすいだり歯磨きをして食べ物カスなどを取り除くことも細菌の増殖を防ぐために大事です。
5免疫力を低下させないためにも添加物が少なく栄養バランスが良い食事を意識すると良いです。
6新たな口内炎の発生を防ぐためにも硬い食べ物や尖った食べ物を食べないように気をつけましょう。
7口内乾燥が気になる時は、ノンカフェインの麦茶やハーブティー、水などで水分補給をすると良いです。
8適度な休息と十分な睡眠、リラックスを心がけましょう。
9口内炎がひどい場合は、食事などに注意しつつ医療機関も受診する方が良いです。
冒頭でも話しましたが、口内炎は、栄養不足やストレス、疲れなどの免疫力低下などが原因で起こると考えられています。
ですから日頃から添加物が少ない栄養バランスの良い食事を心がけ免疫力をつけ、刺激物を避けることで、口内炎の予防や対策をすると良いです。